書籍詳細:気候変動は社会を不安定化させるか

気候変動は社会を不安定化させるか 水資源をめぐる国際政治の力学

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発刊年月
2022.11
ISBN
978-4-535-54032-3
判型
A5判
ページ数
312ページ
Cコード
C3031
ジャンル

内容紹介

気候変動は政治・社会にどんな影響を与えてきたのか。我々はそれをどう克服すべきか。14名の気鋭の国際政治学者がこの難問に挑む。

目次

序章  気候変動とその政治 【藤原帰一、ナジア・フサイン】
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第1部 気候変動政治をめぐる理論分析
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第1章 21世紀のパンデミック政治と気候変動政治のネクサス
     【竹中千春】

第2章 気候変動対応をめぐる多国間主義のレジリエンス
     【城山英明】

第3章 エコロジー的近代化とその限界
     【ロベルト・オルシ】

第4章 気候変動と紛争のネクサスおよび英国とシンガポールのリスク評価体系
     【イー・クアン・ヘン】

第5章 気候変動および太陽放射改変の紛争リスク
     【杉山昌広】

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第2部 グローバル・サウスにおける気候変動政治の実態
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第6章 水をめぐる紛争はどこで起きているのか:
    各種データベースの比較検討を通じて
     【和田毅】

第7章 技術発展および気候変動がもたらす影響:
    イスラエル・パレスチナの水紛争
     【錦田愛子】

第8章 気候変動から紛争への経路:アフリカ・サヘルを事例に
     【華井和代】

第9章 豊かな時代の「欠乏」:マニラ首都圏における水、統治、日々の政治
     【ナジア・フサイン】

第10章 紛争地域における気候リスクと政治変動:
    インド、ジャンムー・カシミール州の事例から
     【永野和茂】

第11章 気候変動がもたらす中印水紛争への影響:
    ヤルンツァンポ-ブラマプトラ川の事例から
     【ヴィンドゥ・マイ・チョタニ】

第12章 気候変動と民主主義:
    インド・ビハール州における洪水とその政治的含意
     【中溝和弥】

第13章 干ばつと戦禍のアフガニスタンから国際政治を見る:
    中村哲・「命の水」灌漑プロジェクトが照らす人道支援の方途
     【清水展】

書評掲載案内

■『型技術』2023年3月号P110にて掲載。